上海・シンガポール旅行 2日目

学会旅行記

11/18火

7:30に起床。昨夜10時過ぎには気を失うように寝ていたので、しっかり寝られました。8時頃ホテルを出て、豫園に向かいます。今日から突然冷え込むらしく、最高気温は7度とのことで、日本よりも厚着で真冬スタイルで外に出ましたが、それでも風が冷たいです。豫園は地下鉄10号線で2駅ですが、歩くにはかなり遠いです。昨日乗り方を覚えたので、非常にスムーズに乗れました。豫園は9時にゲートが開くのでだいぶ余裕があり、朝食を取ることにしました。豫園の周りには綺麗なフードコートのような場所がいくつかあり、そこで蟹エキス入り小籠包と餃子を食べました。小籠包はストローを刺して、中のエキスを吸うようにして食べるもので、上海の名物のようです。エキスは結構ねっとりしていて油っぽいのですが、美味しかったです。餃子は少し冷めてしまい硬かったですが、日本の味とほぼ同じ感じでした。

9時丁度に豫園でチケットを買い入場しましたが、すぐに観光客でいっぱいになりました。休日じゃなくてよかった。るるぶのオススメ通りに巡って行きましたが、そのおかげで見どころをもれなく見ることができました。1番よかったのは最初の池を挟んで庭園が一望できるところでしたが、どこも中国らしさがありよかったです。

かなりゆっくりまわりましたが、それでも1時間ほどで出ました。

ここで、小籠包に行くか上海蟹を食べに行くか悩みましたが、上海蟹は絶対に食べたいので、ランチにとりあえず行ってみることにしました。途中大丸に寄ってみましたが、内装は日本の百貨店っぽいですがその大きさに驚きました。地下の食堂街は広くていろいろなお店があり、どれも美味しそうでした。上海蟹でおそらく1番有名な成隆行蟹王府と言うお店に10:55頃着きましたがまさかの誰も並んでいなくて、そのまま開店と同時に1番で入店できました。

予約なしでしたが、相席でokというと、すぐに席に案内してくれました。席は2階の10人掛けの円卓でした。メニューは見ても正直どれが良いのかわかりませんし、上海蟹は時価としか書いていないので、よくわかりません。コースメニューで上海蟹が入っていたのは豪華コースと贅沢コースの2つで、豪華コースを選びました。

2人で3万円ですが、ここは想定内ですし仕方ありません。上海蟹を食べることが今回の目的の一つでしたし、旬の時期に上海に来られたのですから、ここは譲れません。蟹はオスとメスどちらかを選ぶ必要があります。メスは卵があるので、だいたいこういうのはメスが美味しいだろうと思いましたが、息子と2人で半分づつ食べる目的で、オスとメス1匹ずつにしました。席はどんどん埋まって行き、すぐに満員になりました。円卓も4人組中国人マダム、お一人様女性、男2人組と、多様性のあるメンバーで埋まりました。ぎりぎり開店前に行っただけで入ることができて運が良かったなと思いました。コースですが、いきなり大粒で綺麗なシャインマスカットから始まります。青島ビールを頼みましたが、あまり冷えてません。水の代わりに生姜入り白湯が出て来ます。蟹は体が冷えると言われているので、徹底して冷たいものを避けているのかもしれません。

料理は蟹尽くしコースであり、フカヒレとカニのスープや、蟹豆腐など、どれも絶品です。中でも蟹あんかけご飯は昨日と違って味が濃厚でとても美味しかったです。

いよいよ蟹が来ましたが、店員さんが綺麗に処理して食べやすくなった状態で供されます。

蟹の身は吸うだけで食べられますが、脚が細いのであまり食べ応えはないです。やはり蟹味噌がメインになります。まず息子の分が出されました。卵が入っていたのでメスでした。知らなかったのですが、蟹はオスの方が大きいのだそうです。オスは脱皮の回数が多いのだとか。卵は意外と硬くて、すごく美味しいかと言われれば微妙でした。味も濃厚とはいえません。次にオスが来ました。明らかに大きいです。蟹味噌はねっとりとして濃厚で、ズワイガニの蟹味噌のような生臭さもなく、とても美味しいです。さすが高級食材だと思わせる味です。ただ、息子は食べ慣れていないせいか蟹味噌は食べられず、ほとんど私が食べました。最後のデザートも薄味の甘いお湯にオニバスの実が入ったもので、あまりおいしくはなかったのですが、体を冷やさない配慮が伺えます。大満足で店を出ましたが、入り口には日本人が並んでいました。

お腹いっぱいなので、しばらく中心街を散歩しました。喉が渇いたのでタピオカミルクティーを飲みましたが、せっかくなので息子と違うものにしようと、よくわからないものを頼みました。これが生クリームみたいなねっとりした脂肪分のような味で、不味くもないけどもう飲みたくない味でした。その後、ナイトクルーズの乗り場を探して川沿いを北に歩いて行きました。公園を過ぎて結構歩きましたが、全く観光船がある雰囲気はなく、諦めて一旦ホテルに戻ることにしました。幸い地下鉄12号線で1駅で戻ることができました。

ホテルで1時間仮眠後に、いよいよナイトクルーズに向かいます。Googleの口コミなどから、豫園駅から川沿いへ向かったところにチケット売り場があるという情報があり、それを信じて向かいました。豫園の北を通り、公園の南を通り、川沿いに着くとチケット売り場がありました。40分間のクルーズで1人150元と、微妙に日本で買う値段より高い気がします。出航が18:20と、1時間も先でした。しかし、他にやることもないので、おとなしく待ちます。しばらくすると赤い帽子をかぶった大量の中国人ツアー客がやって来て、すごくうるさくなりました。ネットで夕飯の下調べをしていて出航30分前に気がつくと、すでにフェリーに乗るための行列ができていました。慌てて行列に加わりますが、中国人は距離が近いです。グイグイ押して来ますし、少しでも空いているとどんどん割り込んできます。大声で何か喋っているので、全体的になんだか変な臭いがします。最悪の気分の中、なんとか外に出てフェリーに乗ることができました。寒いですが1番上のデッキに陣取りました。既に大量の中国人が最前列を抑えていたので、後方で待機します。しかし、フェリーのデッキは船が動くと風で非常に冷えるので、ひとしきり写真をとったらすぐにいなくなるはずと思いました。なので、出航まで寒さに耐えて待ちます。船から見える夜景もとても綺麗です。出航すると、ゆっくり船は北上して行きます。何度も歩いた外灘の景色がとても綺麗ですし、日中に歩いたので地理感もありとても楽しめました。

日中結構歩いたなと思いました。船は登り25分、下り15分くらいです。uターンの際に左回りですので、中心部が見える側で、ちょっと良かったなと思いました。下りは湾東側を見て行きましたが、とても近代的で鮮やかです。

しかし、中国人は全く船内に入りません。欧米人では考えられません。さすがだなと思いました。船着場が近くなると一斉にいなくなりました。もう出口に向かっていてすし詰め状態です。中国文化を感じました。

その後、急いで豫園に戻り南翔饅頭店で小籠包を食べに行きます。お店が8時までなので、ぎりぎりです。信号など駆け足しつつ、19:40にはお店に着きました。10人くらい並んでいましたが、すぐに店内に入れました。口コミでおすすめの、普通の小籠包、エビ団子、レタス煮、春巻きを頼みました。お茶は烏龍茶をお薦めされましたが、好きなジャスミン茶にしました。小籠包はお店の人が言うに、1人2皿は多いと言うことで、2人で3皿にしました。ビールはしっかり冷えていました。小籠包は20分待ちです。どれも美味しかったですが、春巻きは油が多過ぎてちょっときつかったです。小籠包は、確かに台湾で食べた鼎泰豐の方が美味しいと思いましたが、癖がなくて肉汁たっぷりでとても美味しかったです。しかも安い。

食後は豫園周辺を散歩しましたが、中国人女性の王宮服を着た人がたくさんいて写真を撮っていました。とても綺麗に見えました。

地下鉄を使ってホテルに戻りましたが、もう慣れたもので、最短ルートで帰ることができます。慣れてくると上海はとても楽しいです。明日が最終日なので予定を確認して11時には寝ました。

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