ストックホルム ガムラスタン・王宮観光
ストックホルム2日目にして最終日です。
しかし、昨日世界遺産を2ヶ所回っておいたので、余裕があります。そこで、まずガムラスタンを含め王宮に行くことにしました。ここで1つ問題が生じました。SL24時間パスが11時くらいに切れてしまうのです。ホテルの荷物預かりが17時までなので、17時までストックホルム観光の予定でした。都度シングルチケットを買うか、2600円近くする24時間パスを買い直すか、非常に悩ましいところです。しかし、前日に24時間パスが大活躍したこと、17時過ぎに中央駅に行くのに絶対必要なこと、3回乗れば元が取れることから、24時間パスを買い直すことにしました。しかし、結果的にはガムラスタンエリアのみの観光であったため、パスは不要であり失敗でした。
とにかく、朝イチでチェックアウトし荷物をホテルに預け、王宮に行きました。王宮でまずはチケットを購入します。特別展はオススメです!と受付の人に言われ、特別展付きの高い方の入場料を払いました。入り口に向かうと何やら人だかりができていて、ロープが引かれています。観光客に人気の、門番の交代式の時間であることがわかりました。交代式はギリシャなどで見たことがあり、大して面白くないという認識でしたが、たくさんの人が並んでいるしせっかくピッタリの時間に来たので見学することにしました。待つこと30分、衛兵が10人ほど出てきました。旗持ち2人と、太鼓を叩く人、ラッパを吹く人までいます。これは期待できそうです。行進してしばらくして門番が交代しました。その後、太鼓とラッパの合図の説明のような時間が続きます。最後に行進で終了しました。正直、並んでまでみるものではないと思いました。
王宮の中に入ると、まさに王宮という感じの豪華さです。
天井には絵が描かれているし、装飾も立派です。何人入れるのだろうというような大きな部屋まで、実に派手です。
スウェーデン王朝の権威の強さを感じました。しかし、やや盛り過ぎて、やり過ぎな感もあります。自分は和の侘び寂び文化の方が好きだなと思いました。それでも期待していたようなヨーロッパ文化を直接見れて大満足でした。ちなみに特別展は王族の宝物展みたいなもので、正直不要でした。地下まで見学できました。英語の解説をいちいち読むのがしんどくてよくわからないことも多かったですが、ストックホルムに行ったら行くべき場所だと思います。
その後3度目のガムラスタンへ。
まだ見ていない、世界一小さな像というのを見に行きました。正直この像自体はあまり興味なかったのですが、ガイドブック的にはおすすめのようなので、まぁ見ておこうかと。しかし、場所が分かりづらいです。教会の裏庭のようなところにいました。
散々苦労して見つけた割にはどうでも良いなと思いました。広場で写真を撮って、一通りやりたいことが終わりましたが、まだ2時間以上ありました。
そこで、SL24時間パスを使うためにも国立美術館に行ってみました。ここは入場料がタダです。ガムラスタンの海路を隔てて逆側にあります。
帰りのバスの時間を確認してそれまで鑑賞することにしました。まず美術館の建物がとても綺麗です。トイレも無料でとても清潔でした。美術作品は近代的なものが多くよくわからなかったのですが、優雅な時間を過ごすことができました。
バスに乗ってホテルに戻り、無事荷物を受け取りました。デンマーク行きの電車が20時発なので、まだだいぶ時間があります。1時間ほどホテルの共用スペースで日記を書いていましたが、食事時になり混んできたのでホテルを出ました。小雨でしたがバス停がすぐなので、バス停まで急ぎいつもの57番バスで中央駅へ向かいました。途中、TーCENTERという駅周辺が、今回の旅行中で見たことがないくらい混雑していましたが、いつものことなのか何なのかわかりませんでした。その後時間があるので、スーパーで夕食を買いました。今回はついにサラダバーを試してみました。スーパーとはいえ、既製品のサラダボウルは高めです。一方現地の人はよくスーパーでサラダバーを利用しており、やってみたいと思っていたのです。購入の仕方を観察していると、最後に重さを測って値段のシールを印刷すれば良いらしいことがわかりました。おそらく重さにより値段が変わるはずなので、軽めのものを中心に野菜やマカロニを盛ってみました。しかし、値段のシールを出すのがスウェーデン語なので、結局現地の人に聞くことになったのですが、優しく操作してくれました。次は果物を買ってみようと思いました。
まだ時間がありましたが、やることもないのでホームで待つことにしました。国際列車ですが、やはり改札などありません。そのままホームへ行きます。外は寒いですが待合室は寒くないです。しかし、列車が定刻になっても来ません。どうも、北欧の電車は遅れることが多いようです。20分近く遅れてやってきました。
乗る時も列など作らず適当に群がって乗り込んで行くのですが、大きな混乱はないのは流石です。列車は座席指定で、スーツケースは網棚に納まりました。席は広めで快適なのですが、斜め向かいのおじさんがワインを2本飲んで泥酔したため、酒臭くてキツかったです。さらに、マルメーというデンマークとの国境の駅の到着がだいぶ遅れたため、予定していたコペンハーゲンへの電車に間に合いませんでした。2時過ぎていましたが、時刻表を見るとマルメーからコペンハーゲンへの電車は深夜もそこそこあります。安心したのも束の間、コペンハーゲン行きの電車が来るホームがわかりません。多くの人の流れについていくと、駅の外のタクシーや車の送迎でどこかに行ってしまいました。駅に戻ってもよくわかりません。欧米人も迷っています。困っている風の女性2人組に聞いてみたところ、同じくコペンハーゲンに行く予定だということで、現地の人に聞いてくれました。どうも駅が2つあり、違う駅に行かなくてはならないのですが、夜間は通路が閉鎖されているらしいのです。壁の割れ目のようなところがあり、そこを通っていけるとのことでした。聞かなければ絶対気づけない、信じられないような狭い隙間を通って別の駅に着くことができました。ホームで待っていましたが、デンマークはスウェーデンよりさらに暖かい気がしました。夜中の2時過ぎなのにフィリピン人らしい男女がホームで騒いでいました。すごい国だと思いました。結局コペンハーゲンに着いたのは3時過ぎでチボリ公園も閉まっていましたが、駅には普通に人がいます。タクシーもすぐに捕まり、何の問題もなくホテルまで辿り着けたのは、さすが先進国です。ホテルは深夜にも関わらず人が出入りしていて、前もって連絡してはおいたのですが、普通にチェックインできました。ホテルは綺麗で、ポットもあります。前日シャワー浴びていなかったので、シャワーを浴びて4時過ぎに寝ました。
本日の歩数: 18394歩
本日の宿: Cabinn Copenhagen
本日の出費:
SL1日パス 185SEK
王宮観光 220SEK
昼食(ガムラスタンのカフェ) 127SEK
夕食(スーパー) 68.46SEK
タクシー 105DKK
ホテル宿泊費 12862円
合計 23467円
コメント