4月7日(金) 長崎旅行3日目です。
9時からの朝1のセッションで自分の発表がありましたので、8時過ぎに会場入り。駅の目の前に会場あるので便利です。
モーニングセミナ―では緩和ケアについてのセミナーに参加しましたが、勉強になりました。
私の発表はミニオーラルでしたので、開放感のあるこじんまりした会場でしたが、参加者は10人はいたと思います。去年の膵臓国際学会のオーラル会場より多い。
参加者からの質問も多くて、規模の割にはそれなりに盛り上がったのではないでしょうか。
自分の発表自体はさくっと終了しました。あまり攻められなくてよかった。
今後は主題に発表できるようにしていきたいと思います。
その後はお昼前に出島を観光。
江戸時代は海の中にポツンと浮いていたようですが、今は周辺も埋め立てられて町になっていますので、海の中感は全くないです。それでも橋がその名残を留めています。
出島の中は江戸時代の雰囲気を出すべく、当時の様な建物が作られています。
入ってみるとわかりますが中の建物は全部が資料展示室になっていて、ものすごい量あります。
陶器に興味がある人とかには良いかもしれませんが、私はパスっと。
中はきれいですし、本格的なレストランとかもあって、充実しています。
お昼はちゃんぽん食べようということで、福山雅治さんおすすめの思案橋ラーメンへ
ここも劇混みかと予想していましたが、時間早めだったこともあり、あっさり入れました。
隣もその隣も学会参加者でした。
お店には有名人のサインがたくさんあります。
おすすめのバクダンチャンポンをオーダー。よくわからないで頼んでしまいましたが、バクダンってニンニクのことだったんですね。発表が終わった後でよかった。お味の方はニンニク感はありますけど、意外にもあっさり目です。好みがあるでしょうけど、私は蘇州林の方が好きかな。
午後はいよいよ、メインイベントの、軍艦島クルーズです。
軍艦島上陸ツアーは5社ほどあって、どれも微妙に異なります。1日2回午前と午後とあるのが多いように思います。
私は、これまた世界遺産である高島の上陸もできる”高島海上交通”様のツアーに参加しました。
波や風により上陸できなかったりツアー自体が中止になったりすることも多いようです。知床の事件の影響もあるんでしょうか。
この日は天気も良くて海も穏やかで、幸いツアーは開催されることになりました。思ったより参加者が多くてびっくり。
船の甲板に座ります。左右どちらでも見やすさは同じですとのことでしたが、出港時左が陸地、右が海や世界遺産のカンチレバークレーンなどがありますので、右側の方が良いように思いました。
ちなみに風が強いですし、結構しぶきがかかります。防寒対策しておいた方が良いです。また、日にもよりますでしょうが、結構激しく揺れます。ちょっとしたアトラクション並みでした。
出港してすぐに、右手に世界遺産のジャイアント・カンチレバークレーンがあります。
ほかにも世界遺産があったようですが、よくわからなかった・・・。
産業遺産は荘厳さがないので、なかなかわかりづらいです。
硫黄島を見ながら沖に出て、高島につきました。そこで模型を用いて端島、通称軍艦島の説明を聞くことができます。
高島炭鉱はグラバー園で有名なトーマス・グラバーが開発した海洋炭坑です。当時かなり劣悪な労働環境だったようで、豚の如き生活を送っていたそうです。1970年に17000人以上いた高島の人口は炭坑閉鎖とともに激減し、2018年には373人になったそうです。それでも今も住んでいる人がいるってすごいですね。
さらに沖に進み、軍艦島に到着しました。
端島(はしま)炭坑、通称軍艦島は、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業の構成遺産の1つであり、同遺産のもっともシンボル的な資産です。
明治日本の産業革命遺産は、軍艦島だけでなく、高島炭鉱、旧グラバー住宅、韮山反射炉や官営八幡製鉄所なども含む、福岡、長崎、佐賀、鹿児島、熊本、山口、岩手、静岡の8県11市にまたがる23資産をまとめて1つの価値を示す遺産として世界遺産に登録されました。こういった複数の資産を全体として一つの価値の遺産として登録する手法をシリアル・ノミネーションと呼びます。
ストーリーが重視される世界遺産登録において、特に産業遺産ではシリアル・ノミネーションでの登録遺産は今後も増加していくでしょうが、1個1個の遺産から受ける感動が薄れるのは何とも微妙な感じです。
端島はもともとは小さな島でしたが、明治時代に石炭採掘に伴う岩石を海に埋め立てることで島が大きくなり、島内に高層住宅を次々に建造した結果軍艦のような外観になり、軍艦島の通称が付きました。
日本初の鉄筋コンクリート住宅ができたのが端島であり、映画館や総合病院などもあったそうです。また、飲み水がなかったので、後には長崎から海底パイプラインを通したそうです。
そんな栄えた端島も日本のエネルギー政策が石炭から石油へと変更したのに伴い衰退し、現在無人島です。建築物は崩壊しつつあり、世界遺産になった現在、今後の保存が問題になっています。
上陸したかったのですが、残念ながら波と風が長崎市が定めた基準を大幅にオーバーしているとのことで上陸できませんでした。
後から分かったのですが、頻度的には上陸できるときの方が上陸できないときより多いみたいです。しかし、私が長崎を旅行した4/5-9で上陸できたのは4/9のみ、4/5と4/8は欠航でした。まだ運が良かった方でした。是非上陸目指して次回もう一度チャレンジしたいです。
クルーズ後に、明日に備えてトヨタレンタカーに行き車を借りました。慣れない土地の運転は怖いです。路面電車の線路を横切るのが特に不安になりました。
夜は今回の旅行最大の贅沢、卓袱料理です。”料亭一力”様に予約しておきました。
まず、門構えがすごいです。高級そう。建物もきれいですが歴史を感じます。個室に通されましたが、ここも趣があって幕末の志士になった気分を味わえます。
お料理は、どれも上品で、しみじみとおいしさを感じられます。
長崎は中華系の流れを汲んでいるせいか、やや脂質が多く、おなかを壊すことが多かったのですが、ここはおなかにも優しくて、こういうの食べたかった!という感じでした。
その後、信州大学からきていた人たちと合流。総勢10人くらいで思案橋周辺の長崎繁華街で飲みました。長崎は夜もにぎわってて良いですね。
締めは”ラーメン柊”様のラーメン。トマトらーめんなど気になるメニューがありますが、あおさらーめんにしました。長崎市で食べた唯一のラーメンとなりました。
人気店だけあって、おいしいです。とんこつベースのこってり系だけど、あおさの風味がうまみを増します。おなかいっぱいだったはずなのに、すっと食べ切ってしまいました。
翌日は車で島原旅行ですので、無理せずに早めに寝ました。
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