長崎旅行2日目

学会旅行記

4月6日(木) 

予定ではグラバー園、大浦天主堂を見に行く予定でしたが、朝から生憎の雨

そこで予定を変更して先に平和公園に向かいました。

長崎は路面電車が頻繁に走っていて、あまり待たずにすぐに乗れます。

しかもこれでほとんどの観光地に行けます。路線によって色分けされていてわかりやすい。

さらに、どれだけ乗っても140円。Suicaで簡単です。

乗り放題1日600円などのパスもありました。

長崎観光していれば4回は乗るので、パスを買っておいた方が得でした。

原爆資料館駅で降ります。矢印で資料館が示してあるので、歩いてすぐに着きました。

広島もそうでしたが、戦争や原爆の悲惨さはいうまでもありませんし、原爆の圧倒的な破壊力は決して行使してはいけないと強く感じます。

ロシアや北朝鮮などが持っていて大丈夫なのだろうか。不安になります。

原爆を持っていると有利に交渉できるとか、戦争になっても本気で攻められないなどの指摘もある意味真実でしょうが、偉い方々に廃絶に向けて何とかしてもらいたいものです。

結構見どころが多く、時間が足りなくなってしまいました。それでも、あの有名な像を見に行かねば。

ちなみに、原爆関連としては、資料館と爆心地公園と平和公園があります。直線的に並んでいてどれも徒歩圏内ですが、資料館から平和記念像まではそこそこ距離があります。途中に坂もあって平和公園の入り口にはエスカレーターがあります。

ちなみに、広島の原爆ドームは世界遺産ですが、長崎の平和公園は世界遺産ではありません。しかし、実際に原爆が落とされたのは広島と長崎のみであり、その文化的重要性は疑う余地がありません。

原爆ドームは人類の犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産、いわゆる負の遺産とされますが、登録の本質は核兵器の究極的廃絶と世界の恒久平和への想いです。

核兵器の愚かさと世界平和への思い伝える長崎と広島の存在は非常に貴重であり、長崎に来る機会があれば是非訪れるべきと思います。

幸い、原爆資料館を出たころには雨は止んでいました。

昼ご飯は今回の旅行で最も楽しみにしていたものの一つ、「吉宗」様の茶碗蒸しです。

「よっそう」と読むらしいです。ここの茶碗蒸しはものすごくおいしいらしく、テレビでも紹介されていました。

路面電車で「浜町アーケード」でおりてアーケードを歩いていけばすぐにわかります。

電話で予約できなかったので、すごく並ぶことを覚悟して向かいました。

しかし、平日で時間が早かったのが幸いしたのか、運が良かったのか、1組待つだけで入店できました。

茶碗蒸し定食2035円をいただきます。

150年以上歴史のある老舗ということで、昔っぽい味なのかなと思っていましたが、

茶碗蒸しの一口目、うますぎてやばいです。

具も結構入っていますが、おいしすぎて卵の部分だけ食べたい。

3色丼みたいのも茶碗蒸しの余韻を殺さず、優しいおいしさでした。

家族にも食べさせたいので、お土産用の茶碗蒸しを買うことを決意しました。

しかし、平日の昼から飲むビールは最高です。学会の醍醐味でしょう。

午後は大浦天主堂とグラバー園を観光。

ここも路面電車で一発です。

大浦天主堂は世界遺産「ながさきと天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つであり、その中でも最も世界遺産らしくて代表的な資産です。

天主とは神様のこと、すなわち天主堂は大聖堂(カテドラル)ということになります。

この世界遺産は、日本に伝わったキリスト教が鎖国時代に厳しい弾圧を受けながらも隠れキリシタンにより信仰が続いた、日本のキリスト教の苦難の歴史を示す遺産です。

キリスト教伝来

迫害され隠れて信仰を続ける

開国後にキリスト教が認められる

この最後のパートの象徴的な建造物です。ここで有名なエピソードが信徒発見です。

江戸時代が終わり開国した後、宣教師が日本に来た時には日本のキリスト教信者は絶滅したと考えられていました。しかし、新しく建造された大浦天主堂に宣教師が訪れた際に、私たちは実はキリスト教信者ですと打ち明けた地元の人たちがいたことが世界的にも稀なことであるとニュースになった出来事です。

教会内には日本二十六聖人殉教図という洋画が飾られています。これは、豊臣秀吉がキリシタンを迫害した様子をフランス人が描いた絵です。

また、順路に沿って進むと、資料館につながりますが、ここではキリスト教の迫害の歴史を学ぶことができます。なかなかのボリュームで、しっかり読んで理解しようとすれば半日はかかるでしょう。

明治になってキリスト教の迫害は終わったと思っていましたが、明治1年~6年くらいまで激しい弾圧があったことは意外でした。

引き続き、そのすぐ横にあるグラバー園へ。

美しい洋風の庭園で有名ですが、実は旧グラバー邸も世界遺産です。

こちらは「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の1つです。

トーマス・グラバーさんは蒸気機関を用いた石炭採掘を日本に導入し、明治から大正にかけての日本の近代化に重要な役割を果たした方です。

景色はきれいですが、庭園から長崎に停泊している戦艦などが一望できるのも興味深い点です。

ここも見るべきポイントがたくさんあって、まともに見ていたら半日あっても足りません。

駅への途中に”岩崎本舗”様のお店を見つけて、角煮まんを食べて帰りました。

夕飯は新地中華街へ

横浜、神戸と並び、日本3大中華街の一つの長崎ですが、横浜、神戸と比べるとだいぶ規模が小さいです。東西南北の門の中の4区画だけで、端から端まで全力で走れるくらいの距離です。

大きな中華料理のお店も3~4店舗くらいしかなかったように思いました。

お値段も横浜に比べればだいぶお安めで安心です。

北門から入ってすぐ右手にある”京華園”様に入りました。

1人5000円のコースにしましたが、角煮や皿うどんなど、長崎名物がたくさん出てきて大満足。食事は何食べても本当に外れないです。

食後は稲佐山へ夜景を見に行きました。

稲佐山からの夜景は函館、神戸に並び、日本3大夜景と称されています。さらに、モナコ、上海とともに新世界3大夜景に選ばれたそうです。

稲佐山展望台には車で直接行くこともできるようですが、ここはやはりロープウェイで行きたいところ。ロープウェイ乗り場までは無料巡回バスもでていますが、タクシーでも1200円くらいで行けます。ロープウェイは往復で1250円。

ハートがかわいいです。

しかし、曇っていたせいもあるけれど、世界3大夜景の一つという実感はない。個人的には函館の方が好きですが、行きやすいのはよいですね。

最後は長崎で回線を食べたいということで駅前の”魚店亜紗”様に。しかしお店が混んでいて、またしてもかもめ横丁内の姉妹店に案内されました。

刺身もおいしい。正直、魚の鮮度とかよくわからないので、海なし県長野の居酒屋のお刺身と違いがわかりませんが。刺身醤油は甘みがあって、よく合いました。

実質初日でしたが、長崎市内のメジャーどころや食べ物はほとんど押さえてしまいました。長崎はみどころがコンパクトにまとまっているので、観光しやすいです。

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