5月11日土曜日
朝の天気予報で、明日は朝から強い雨が降るとのこと。なので、明日の松山観光は諦めて、予定を全体的に前倒しします。大分疲れも溜まってきたし、もうお城は良いかなと思っていたので丁度良いかもしれません。
そこで、予定より1本早い8:20発のしまんと1号で窪川まで行きます。
次の宇和島行き電車が10:43発なので、1時間ちょっと時間あります。まずは予定通り、「うなきち」のうなぎを食べに行きます。朝からやっているのはありがたい。窪川駅から歩いて5分ほどで到着しました。店に入ると大量の鰻が焼かれています。そんなに客来るのかなと思いましたが、お弁当の注文があるみたいでした。鰻重並みを頼みました。うなぎは柔らかくて脂乗っていてとても美味しかった。臭みが全くないのは四万十うなぎだからなのでしょうか。
この辺の観光スポットとしては沈下橋が有名なようなので、お店の人に近くに沈下橋があるか聞くと、歩いてはいけないとのこと。若井は、電車で行っても帰りの電車が2時間後なので、自転車を借りて行くのが良いと教えてもらいました。お店の人の車を貸しても良いとおっしゃってくれ、なんて良い人なんでしょう。宇和島行くのを優先して諦めました。まだ時間があったので、第37番の岩本寺へ歩いて参拝しました。思えば今回お参りしたのは初です。また改めてお遍路にチャレンジしたいと思いました。
久保川の街を流れる四万十川の支流には、橋の上からも分かるくらい大きな魚が普通に泳いでいました。びっくりです。水がとてもきれいな証ですね。しかし当初の予定だと2時間半以上窪川にいる予定でしたが、そんなにやることもありません。予定を早めてちょうどよかったです。
窪川駅に戻り、宇和島行きの土佐くろしお鉄道に乗ります。1両編成で可愛い電車です。
中には電車の模型が飾ってありました。四万十川に沿って走っていきます。途中、車窓から沈下橋が見られるとのアナウンスがありましたが、進行方向右側の窓から4箇所沈下橋を見ることができました。自分の足で渡るとまた違った感動があるのかもしれませんが、わざわざ見に行くほどでもないと思えば、電車の中から見るのでも良いかもしれません。また、トロッコ電車とのすれ違いのために土佐大正駅で30分待ちます。何もないので電車内で待ちます。トロッコ電車にはご老人がたくさん乗っていました。
自由席であそこに座るのはなかなか大変そうですし、鉄道マニアでなければ無理に乗らなくても良いかなと思いました。愛媛県に入ると四万十川がなくなり、普通のローカル電車の様な風景になります。
宇和島は小さな街ですが、歴史的には有名な場所です。コインロッカーに荷物を入れたら、まずは鯛めしを食べに「がいや」にいきました。鯛めしとさつま汁のセットを頼んでみました。さつま汁はさつま芋の入った味噌汁ではなくて宇和島の郷土料理です。鯛めしも宇和島風と松山風とあるそうですが、宇和島風はさしみと出汁をご飯にかけるスタイルです。とても美味しい。
その後、宇和島城は見るだけで良いと思っていたのですが、結局行ってみることにしました。今回お城率が高いです。山城なので登るのが大変でしたが人が少ないので時間が止まった様な静けさがとても良いです。お城は小さいですが、とても綺麗でした。
電車まで1時間ありゆっくり歩いて駅に向かいます。アーケード街を通ってみましたが、まさにシャッター街でした。地方の人口減の問題を感じました。
駅についても45分もあり、近くに第41番の龍光寺があったので寄ってみました。立派なお寺ですが、あまりお遍路の人がいません。香川徳島の方が多い気がします。宇和島までお遍路で来る人は本気で八十八カ所巡る人だということでしょう。
16:02発の宇和海22号で松山に向かいました。松山は四国で最大の人口を誇る都市ですが、駅は古い感じで駅ビルもありません。駅前にはシャッターの閉じた古い感じのお店が並んでいます。
とりあえず疲れていたのでまっすぐに道後温泉に向かうことにして、地下通路を通って路面電車に乗りました。路面電車はJRではないので、四国フリー切符は使えず200円払う必要があります。途中、山の上に立つ松山城が見えました。明るい内に道後温泉駅に着くことができました。駅を出るとすぐに坊ちゃんからくり時計があり、アーケードを通っていくと公衆浴場がありました。
そのままホテルへ。洋風の内装で、高級感ありました。
宇和島登城で汗かいていたので、すぐにホテル内の温泉に入りました。道後温泉から引いているという温泉は無色透明で湯の花はなく、内湯でも匂いは全くないです。とてもいいお湯であったまりました。
少し休憩後に、夕ご飯を食べに駅前に出かけました。浴衣から着替えて行きましたが、道後温泉ではホテルの浴衣のままで駅前のご飯屋さんで食事を食べても良いそうです。昼に宇和島鯛めしを食べたので、夜は松山鯛めしを食べることに決めていました。駅前の昭嘉に入り、松山鯛めしと坊ちゃんビールを注文しました。坊ちゃんビールは飲みやすくて美味しいです。宇和島鯛めしがすごく美味しかったし、炊き込みご飯より刺身の方が絶対美味しいいだろうと思っていましたが、松山鯛めしもすごく美味しかったです。松山鯛めしと宇和島鯛めし、甲乙つけ難いですが、どちらかといえば個人的には松山鯛めしでした。ぜひ両方食べてみると良いと思います。
ついでにみかんビールというのも頼んでみました。見た目はファンタオレンジです。飲んでもビール感がなくて苦めのオレンジジュースという感じでグイグイ飲めてしまいました。
その後アーケード街をぶらぶらしました。土産物屋の中に、蛇口からオレンジジュースが出るお店がたくさんあります。駅前のローソンでも500円で蛇口から出るオレンジジュースを買うことができます。飲み比べできるお店に入ってみると、20種類近くみかんジュースが出る蛇口がありました。その中の一つを飲んでみましたが、普通のオレンジジュースで、値段が高すぎる。ネタなので仕方ないかもしれません。道後プリン食べたかったのですが、混んでいてやめました。
そのまま公衆浴場の飛鳥乃湯に入ります。新旧2か所ありますが、夜は新館の方に行きました。
入浴だけなら610円、2階大広間コースは1280円です。当然2階の広間休憩コースを選びましたが、入ってみると他に1組しかいません。温泉だけでよかったのかと後悔しましたが、せっかくなので思い出作りのためと割り切ります。広間の席に案内されて、まず浴衣に着替えます。
その後1階の浴場で温泉を楽しみます。露天もありましたが混んでいます。立派な刺青が入っている人が多い印象でした。お湯自体は確かにホテルのお湯とおんなじです。10時までの時間制限あり、早めに上がりました。2階に上がると、お茶とお菓子が出ます。冷たいお茶が美味しかったです。その後2階でゆったりと過ごします。縁側へ出て涼みながら2階から外を眺めることもできます。うちわを貸してもらえました。広間休憩はなくても良いですが、お茶はおかわりできますし、縁側ですずむのは風情があって良いですので、値段相応の価値はあると思いました。もし、本館の工事が終わったら、ぜひ本館の広間で涼んでみたいです。
その後コンビニでみかんシャーベットの一つを買って帰りました。明日は朝早く起きて温泉予定なので早く寝ました。
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