北欧旅行 11日目

学会旅行記

オスロ1日目

朝起きればついに最後の国、フィンランドです。朝6時頃起きたので朝日を見に行きます。船速が出ているので風が強いです。今回も雲で朝日が見えません。

到着までにオスロ市内までの行き方を確認し、どうやらローカルバスが良いということがわかりました。しばらくしてオスロの街並みが見えてきたのでデッキで眺めていました。多くの人がデッキに出てきて写真を撮っています。入港する頃にはエントランス階の5階は大混雑だったので、部屋で待機します。船から出る際にパスポートを用意してとアナウンスがあり、壁にもデカデカと書いてありましたが、結局誰も確認しませんでした。

船から降りるとオスロ市内行きの赤いバスがすぐに見つかりましたが、チケットの買い方がわかりません。コンビニで売っているらしいのですがコンビニはみあたりません。アプリをダウンロードすればよさそうですが、どれだかわからない上、買い方もよくわかりません。そうこうしていると、バスの扉が開きみんな乗って行きました。最後に乗り込んで運転手にカード払いできるか聞くと、いらないからとにかく乗れと合図してきます。よくわからないけれど乗って良いらしいので、チケットなしで乗りました。その後オスロ駅で降ろしてくれました。他の乗客も誰も支払っていませんでした。どういうことなのか分からなかったですが、運転手さんに感謝してよしとしました。

オスロもさすが一国の首都であり都会です。4都市の中で最も教会の様な歴史的な建築物が見当たりません。トラムが走っているのはヘルシンキと似ていますが、雰囲気はだいぶ異なります。自転車よりは電動キックボードの方が目立ちます。こうして実際に北欧4カ国をまわってみると、それぞれの国に特色があることが実感できて面白いです。

ホテルまでスーツケースを引きずり歩きます。15分くらいで到着しました。ロビーは綺麗で24時間対応で安心です。チェックインできないので、荷物を預け観光に行くことにしました。

オスロは正直、魅力的な観光スポットが少ないです。とりあえずガイドブック的にはムンク美術館とヴィラーゲン彫刻公園がマストな様なので、その2か所を2日間で回ることにしました。ここまでの旅行が結構ハードだったので、もともとの予定でも実質オスロは休憩ポイントです。本日はムンク美術館に行きます。駅まで歩くと一際目につく近代的な建物がオペラハウスです。

屋根が坂になっていて登ることができます。流石にスケートボードや自転車は禁止されていました。屋根に登るとムンク美術館がとなりにみえますが、こちらも近代的で大きいです。海鳥がたくさんいました。

オスロ美術館では入場料を払い、荷物を無料のロッカーに入れます。手荷物は全てチェックされます。1階には売店とカフェがあります。全8階でとんでもなくひろいのですが2階は何もなく、実際にムンクの絵が見られるのは3階で、4階は版画などです。その上も企画展や、別の画家のよく分からない絵や芸術作品が展示されていて、スペースを持て余している感が否めません。ちなみに最上階はレストランですが、6階くらいから高すぎて高所恐怖症の僕には辛かったです。

さて、ムンクの絵ですが、3階には年代別ではなくテーマ別に展示してあります。中央にはもちろん叫びが飾られているのですが、たくさんある叫びの絵の中で飾られているのは3種類です。ちなみに一番有名な絵は国立美術館にあるので、ここでは見ることはできません。3種類の叫びは、白黒、青い色調、カラフルの3種類で、正方形の部屋のそれぞれの面に1枚づつ飾られています。面白いのは、絵の保存のためということで、3面にある絵のうち1枚だけが電動で扉が開き見ることができる点です。0分と30分の度にどれかの扉が閉じて別の扉が開きます。しかも、aーbーcーaという風に開くかと思いきや、aーbーaーcと開いたので、どの絵が見られるのかは運なのかもしれません。新しい絵が開くと多くの人が集まり写真を撮ります。当然フラッシュは禁止ですが、結構みんな誤ってフラッシュをたいてしまっていました。守衛は立っているだけであまり注意していません。こんなんで30分ごとに展示を入れ替える意味はないなと思いました。お楽しみ要素なのでしょうか。

ムンクの他の絵も興味深かったですが、3階以外は割とどうでも良くて、見る人が見れば面白いのかもしれませんが、自分としては見所としてはあまり大したことはなかったです。どうせ行くなら国立美術館の方が良いのではと思いましたが、建物が新しいのでこっちがメインになるのかもしれません。

お昼ご飯を食べようとググってみましたが、美術館周辺はどこも値段が高いです。ベーカリーがあったので、ここなら良いかなと店に入ったのですが、サンドイッチが1500円以上しました。コーヒーまで買ったら3000円近くになってしまいます。びびってテイクアウトにしました。ノルウェイは北欧の中でも特に物価が高いと感じます。お店で食べなくても道にはベンチがたくさんあるので、腰掛けて落ち着いて食べられます。と思ったら海鳥に具を盗まれました。トマトと言えど、200円分くらいはありました。

その後アーケスシュフース城にいきました。アナと雪の女王のアレンデール王国の元になったと言われる城です。軍事施設の近くを通るので戦車やミサイルを見ながら進むとレンガで作られたお城がありました。工事のためか中に入れませんでしたが、城に沿ってぐるっと一周すると湾と城が一望できるスポットがありました。アジア人が多いのはアナ雪がアジア人に人気だったからなのでしょうか。でも、とても綺麗な景色でした。オスロで最も良かった観光スポットだと思いますが、綺麗な写真を撮るのはとても難しいです。

その後ホテルに戻り、チェックインしました。部屋は想像の倍くらい広くて驚きました。キッチンやダイニングテーブルまでありました。もちろんユニットバスもあります。ここはベッドリネンとタオルをチェックイン時に借りて、チェックアウト時に返すシステムでした。ポットはないので受付で頼んだら鍋を貸してくれました。

夕食を買いにスーパーへいきます。コペンハーゲンはお惣菜を売る様なスーパーがなかったので、久々でした。サラダバーに加え、りんごと洋梨も買ってみました。やはり重さを測る時点で英語ではないので自力でできませんでしたが、お店のお姉さんがやってくれました。サラダバーはコスパが良いし、野菜が食べられるのですごくありがたいです。ビールはコペンハーゲンに続き美味しいのですが、酒税が高いです。また20時以降は4%以上のアルコール飲料は販売してもらえなくなります。2週間近く旅を続けて来て、いろいろ慣れてきたなと実感しました。

本日の歩数: 24635歩

本日の宿: Anker Hostel

本日の出費:

ムンク美術館 160NOK

昼食 113NOK

夕食 180NOK

ホテル宿泊費 11059円

合計 17212円

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