11/23(土) ボロブドゥール寺院
朝3時過ぎに起きてしまいました。折角起きたんだし、丘に登って朝日を見たい気もしましたが、フロントに連絡を取る手段がありません。諦めてゴロゴロします。5時過ぎに明るくなりましたが、霧が厚く出ていてボロブドゥール寺院は全く見えません。山に登らなくて正解だったと安堵しました。
本日の予定は全てフロントの人が予約してくれてあり、決まっていました。manoharaホテルの宿泊者は、ボロブドゥール寺院への入場料やボロブドゥール寺院に登るためのツアー料金Rp500000が宿泊費に含まれています。そして、manoharaホテル宿泊者は7時から朝食をとり、8:30の1番最初のツアーに参加します。なので、朝食は連泊していなければ必ず全員7時にレストランで食べるはずです。しかし、buffet会場で食事は個人向けに用意されたもので、他に食事をしている人はいませんでした。ですので、宿泊客は私一人だったと思います。朝食はbuffetスタイルではないものの、どれもとても美味しくて量も多く満腹になり、大満足でした。
その後ロビーでボロブドゥール寺院用のサンダルに履き替えます。これはバリ島で買ったものよりしっかりした作りで、お土産にもなります。
そうこうしていると、外から続々とツアー参加者が集まってきました。manoharaホテルがボロブドゥール寺院のツアーの集合場所になっています。8:30に日本人ガイドでツアーに出発のはずでしたが、日本人の女性3人組も来て、9時近くになってやっとボロブドゥール寺院に出発しました。簡単な説明の後、いきなりボロブドゥール寺院に登り始めます。
先ずは基壇の中に隠されていた部分を見ます。ここは我々の住む現世(欲界
その上が5層の方形壇であり、欲界を超越したが物質にとらわれたものが住む色界を表しています。
その一番下の階が有名な、お釈迦さまの一生の壁画が描かれた階になります。お釈迦さまでも色界の一番下の階層とはすごい。しかし、ツアーは1時間しかないので、ほんの一部しか見ることができませんでした。
色界を登っていくことは悟りを得るための道となります。そして上の3層はガラリと景色が変わります。
各階が円形となり、多数の塔の中のそれぞれに仏様がいます。塔の窓も菱形から四角に移行して、最上階には巨大なストゥーパがあります。この円壇は色界をも超越し精神のみに生きるものが住む無色界です。
ボロブドゥール寺院は中に入れるわけではなく、巨大な遺跡そのものが仏教の世界観を具現化しており、しかもそれが非常に高い芸術性を持っています。1300面の壁がと504体の仏像を有する世界最大規模の巨大寺院であり、3大仏教寺院の筆頭なだけあると思いました。しかもこれが地中に長期間埋もれていて見つからなかったというのもミステリアスです。惜しむらくは同行した女性があまり遺跡に関係ないガイドさんの個人的な質問をものすごく積極的にしたため遺跡の説明、特にお釈迦さまの一生の壁画の説明を十分聞けなかったことが残念でした。
最後にボロブドゥール寺院をぐるっと一周、と言っても工事中のため3/4周しかできませんが、して、ホテルに帰りました。途中で運良く送迎車の運転手さんに出会い、部屋まで送ってもらえました。
ボロブドゥール寺院は確かに素晴らしいですが、とにかく暑いです。manoharaホテル宿泊者は何度でもボロブドゥール寺院の敷地に無料で入れるとは言っても登れるのは1回ですし、何回も敷地に行くものではないと思いました。ですので、ボロブドゥールに泊まるのは良いですがmanoharaホテルではなくても良いと思いました。ただし、私は普通の部屋が予約できなかったので離れの高いコテージに一人で泊まることになりましたが、普通の部屋に泊まれるのであれば入場料込みの値段ですし登るためのツアーを予約する必要もないためコスパは悪くはないと思いました。manoharaホテルはボロブドゥール専門なので、ものすごくシステムが合理的で完成されています。他に行くところもないので、折角だから少し高くてもmanoharaホテルはありだと思います。ちなみに登るツアーの参加はマストです。登らないのであれば何のためにわざわざボロブドゥールに来たのかわかりません。あの円形の階層にたどり着いた時の悟りの世界の素晴らしさを体感すべきだと思います。ちなみにボロブドゥール寺院から降りてそのままexit方向に進むとものすごく長いお土産屋さんの列を通る羽目になるそうです。行ってみたかったのですが、私は外周を回って入り口と同じ道で帰ったので、そこに行けませんでした。少し残念。
ジョグジャカルタへの帰りは、乗合バスで行くことにしました。ホテルから徒歩15分のバスターミナルに行くとDAMRIという乗合バスの受付があり、Rp25,000、約250円で帰れます。驚きの安さです。
しかも15分待ちで出発し、冷房はあり、乗客はたったの5人しかいないのでとても快適でした。女性客がガソリンスタンドでトイレに行って戻ってきたので、多分言えばトイレ休憩も可能らしいです。そんなわけで、お安くジョグジャカルタに行くことができました。今回の旅行で公共交通機関を使ったのはこのDAMRI一回だけでした。やはりgrabタクシーが安くて便利すぎます。ジョグジャカルタに着くとものすごく賑やかな通りに来ました。あちこちの看板にMALIOBOROと書いてあるので、これが有名なマリオボロ通りだとわかりました。バスの乗客が全員降りたので私もここで降ります。ものすごい人混みでお土産屋さんがたくさんあります。大昔のカオサン通りと雰囲気が似ています。こういう雰囲気が大好きです。でも大きなリュックを背負っていたし、とても暑くて自分は汗だくなので、先ずはホテルに行くことにしました。ホテルはだいぶ離れているので、grabタクシーで移動します。ホテルは綺麗ですが冷蔵庫がないのが不便に思いました。でも値段を考えればものすごく良いです。しかし、新しい土地についたこととボロブドゥール寺院見学の疲れでベッドでゴロゴロしてしまいました。
夕方になりやっと動く気になりました。お昼食べていなかったので、5時くらいに早めの夕食としてホテルの目の前のレストランでよくわからないインドネシア料理とビールを頼みました。
料理は普通にナシゴレンの方が美味しいです。レストランの向かいには人気のジェラート店がありました。入ってみましたが列が長いので、閉店間際に行くことにしました。その後ホテルの近くを散歩すると、コインランドリーがありました。コインランドリーは洗濯機が不潔な気がしてあまり利用しないのですが、今回は汗の量が半端なく服がとても汗臭いのと、着替えが頻回でTシャツが足りなくなりそうだったので、洗濯することにしました。洗濯から乾燥まで込みでRp35000と、日本よりは安いかなという程度のお値段設定ですが、可愛らしいお姉さんが洗剤や柔軟剤を入れてくれます。洗濯機のゴミ取りもしっかり管理されていて、これなら安心です。乾燥機に1時間かかるので、ホテルに一旦戻り明日のプランバナン遺跡観光の予習をします。すると、明日は10時から17時まで一日中雷を伴う豪雨という予想でした。しかし、月曜日は帰国日で時間に余裕がないのと、メインのシヴァ神殿に入れないということで、どうしても明日行かなくてはなりません。天気だけはどうしようもないのでよわったなと思いながら朝イチで行くしかないという結論に達しました。洗濯物を取りに行くと、ものすごくいい匂いになっていて大満足でした。
その後、夜のマリオボロ通りを見にgrabタクシーで向かいました。なかなかの渋滞です。そして、マリオボロ通りはものすごい人です。お祭りみたいな雰囲気で、いるだけで楽しいです。
中心にショッピングビルがあり、中には食べ物屋さんがたくさんあります。どれも美味しそうで迷いましたが、RAMEN YA!というコテコテの日本っぽさを出しているお店に行ってみました。
餃子セットを頼んでみましたが、ラーメンは美味しくはないものの食べられなくはないです。スープだけなら全然アリです。麺の湯ぎりがイマイチなのかな?餃子は普通でした。
その後JCOドーナツを食べてみました。抹茶ドーナツとホットコーヒーにしましたが、ドーナツは軽くてぺろっと食べちゃいます。コーヒーは日本の感覚でホットにしてしまいましたが、夜でも蒸し暑いのでホットにしなければよかった。その後もぷらぷら散歩しましたが、イスラム圏なので飲み屋がないので帰ることにしました。
初めてgrabバイクを使ってみました。おっさんに捕まるのは嫌だなと思っていましたが、来たのはまさかの女性ドライバーでした。ちなみにバイクは多分しっかりしたものしか許可されないらしく、利用したgrabのバイクはどれもお尻の後ろに掴むところがあるので腕をドライバーの腰に回さなくても大丈夫です。ただ、ヘルメットが誰が使ったかわからないので、そこだけ嫌だなと思いました。でも、車よりも安いし早いし涼しくて快適です。ホテルに戻りすぐに髪を洗い、隣のジェラート屋さんに行きました。閉店間際だったので空いていましたが、頼みたかったティラミスは売り切れでした。パッションフルーツとカプチーノにしましたが、パッションフルーツの酸味が強くてミスチョイスでした。
コンビニに寄ったけどビールが売ってなくて諦めました。明日もお5時おきの予定で早く寝ました。
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