ドイツ・ポーランド・チェコ旅行 8日目

学会旅行記

朝6時頃ベッドサイドのアラームが鳴りました。まもなく職員さんが朝食を持ってきてくれました。パンとコーヒーとジュースですが、有難い。しかし、25分で到着するとのことで、急いで食べました。降りる準備が終わった頃、後5分だよと再度教えにきてくれました。どうやらプラハに行くのは私の車両では私一人みたいです。同室のモンゴル人も昨日プラハに行くと言っていた様に思ったのですが、いまいち英語が通じていなかった様です。どうにも英語力が低くてやばいです。

電車を降りましたが、意外と寝台車ではない普通の椅子で寝ている人が多くいました。かなりキツイと思うので、寝台車でよかったと思いました。さて、電車の最終目的地はプラハではなく、purdubiceという駅で降りて乗り換えなくては行けません。purdubice駅に降りてはみたものの、プラハ行きの電車が見当たりません。夜行電車が遅延して、次の予定の電車の出発時刻より遅れて到着したので、もう出発してしまっていたのかもしれません。そうなると、どの電車に乗るのか全くわかりません。とりあえずプラハ行きの電車はたくさんあります。予定していた電車はrj578でしたので、rediojetのプラハ行きに乗ろうとして駅員さんに聞いたところ、うちではなく、チェコ鉄道の電車に乗れと言われました。チェコ鉄道のホームページから予約しただけで、絶対rediojetだろと思いましたが、諦めてcdと書かれたプラハ行きの電車に乗りました。座席はないので、出口近くの共同エリアの様なところに座りました。改札がドキドキでしたが、すんなりokをいただき、空いてる席に座っていいよと言われました。よかった。そのままプラハ中央駅まで1時間、のんびり過ごしました。この時点で自分の寝癖がひどくて、髭もあり浮浪者みたいでした。

プラハ中央駅は綺麗ですが、クラクフみたいに駅ビルがあるということはなさそうです。駅を出ると小さい公園みたいな広場があり、そこからヨーロッパらしい街並みが続きます。ホテルの方に向かって歩くと、大きくて立派な国立博物館が見えてきます。その前には銅像がありすごく綺麗な写真が撮れそうですが、残念ながら道路が工事中でシートが広範囲にありイマイチでした。さらにホテルに向かい小道に入りましたが、ピンクのネオンに女性の写真が貼ってある、あからさまな劇場みたいなところを通り、大麻屋さんの前を通り、ホテルの場所に着きました。入り口にはパスコードを入力する機械があり、入れません。ヨーロッパでは安い宿はまずこれですが、朝から閉まっているのは想定外でした。弱ったなと思案していると、たまたまホテルから出た人がゲートを開けたので入ることができました。次からは必ずメールでパスコードを確認する様にしようと思いました。フロントは閉まっていましたが8時過ぎていたのでフロントで待つことにしました。すぐに従業員の方が来てくれて、荷物を預かってもらえました。ホテルの場所が確認できて身軽になったので、プラハ城に行ってみることにしました。

まずはplnを両替しました。20ユーロが60plnになり、50plnが190CZKになりました。日本円で2000円弱です。ファーストフード一食分くらいになってしまいました。両替恐るべしです。プラハの街並みの内、新市街と呼ばれるエリアはヨーロッパによくある街並みです。そこからカレル橋の方に歩いていくと、旧市街に入ります。ここには広場を中心に大きな教会や機械時計などあり、非常に見応えがあります。教会では韓国人が結婚式を挙げていました。観光客がすごいたくさんいます。さらにカレル橋の方に行くと、道が狭くなって入り組んできます。中世の頃はこんな街並みだったのかとよくわかります。お風呂に浮かべるアヒルの専門店があり興奮しましたが、お値段は4000円と観光客価格でした。カレル橋のたもとには石造りの大きな塔がありわかりやすいです。橋の向こうはプラハ城側で、丘の頂上に大きなお城と大聖堂があり、斜面に沿ってオレンジ屋根の建物が密集している様は噂通りの綺麗さでした。

橋を渡ってからプラハ城までは、結構な登り坂になります。息が切れるくらいは登りました。登り切ったところにスタバがありますが、そこからの景色は世界一とのことです。スタバに行かなくても景色は堪能できますが、確かに絶景でした。プラハ城の入り口には中国の新興宗教っぽい大集団が変な儀式をしていて面白かったです。

プラハ城は門をくぐると、いきなり大聖堂が目の前に現れます。ケルン大聖堂と似ていて2本の尖塔を有し、ゴシック式です。

教会などの中に入らなければ無料ですが、時間もあるのでとりあえずチケットを買うことにしました。地球の歩き方にはコースBがお勧めとかいてありそれにするつもりでしたが、チケット売り場にはAとかBとかはありませんでした。真ん中のコースを選んだところ、それだと大聖堂に入れないよと言われ、ほとんどの人が1番上の450CZKを買うと言われました。大聖堂が1番の見どころなので、1番高い450CZKの券を買いました。値段もかなり上がっているし、色々と変わったのでしょう。また、大教会は見学できるのは12時からと言われ、約2時間他のものを見て回ることになりました。観光ポイントに番号が振ってあり、その順で見ていきます。まずは王宮で、現在もチェコの重要な式典では使われるそうです。そのため内部はシンプルで、博物館の様な展示物はありません。30年戦争の引き金になった、貴族を投げ捨てた窓を知りたかったですが、どれだかわかりませんでした。その後に聖イジー教会ですが、こちらは歴史のある教会といった感じでした。黄金の道は、カフカが住んでいた家があったり、2階に西洋鎧が飾ってあったり、拷問器具が展示された塔などがありました。まぁ、そんなもんかなと言った感じでした。この時点で12時前だったのですが、大聖堂から聖イジー教会までズラーっととんでもなく長い列ができていました。流石に並ぶ気にもならず、ビールでも飲んで待とうかと思いましたが、なかなか一人でオープンテラスに座る勇気が出ず、ウロウロした結果諦めました。城の外に行ったり庭を見たりして12:30頃戻ると、さっきより列が伸びて折り返しているではありませんか。もう疲れ果てたので、大人しく並ぶことにしました。結局ビールも飲めずただ疲れた上、最悪のタイミングで並ぶことになったわけです。大聖堂はさすがというか、美しいステンドグラスなど荘厳で素晴らしいです。が、それ以上にものすごい大混雑でした。特に祭壇の裏側は、狭いのにツアーガイドが立ち止まって説明するので、全く動かなくなり大渋滞でした。とにかく疲れました。というわけで、プラハ城を後にしました。スタバのところで写真を撮り、ビールが飲めなかったこと以外は思い残すことはありません。

その後ホテルに戻るまでの道すがら、食事ができるところを探したわけですが、オープンテラスで賑やかにやっているところに一人で入る勇気が出ず、結局ホテルまで戻ってしまいました。チェックインして部屋に入ると、部屋は綺麗で十分な広さもありましたが、トイレが共同でした。これがかなりショックで、最終日はしっかりトイレに篭りたかった。とりあえずシャワーを浴びてから、駅で明日の空港行きの切符を買うことにしました。朝5:30発なので、不測の事態は避けたいし、オフィスが開いていないと思います。駅のインフォメーションカウンターでは、よく説明してくれて、バスのチケットも買うことができました。念の為、空港行きのバス乗り場に行き、乗り方を見ておくことにしました。バス停は教えてもらった通りに上の階に行くと、駅から外に出たところにありました。バスは30分に1本出ていますが、30人近く並んでいました。バスが来ると、多くの人はスマホ決済していますが、これが反応悪いのかめちゃくちゃ効率悪く、いつになったら全員乗れるのだろうと思ってずっと見ていました。なぜかバスが2台来て、途中で1台目は出発しましたが、2台目が出たのは30分以上経っていました。システムがよくわかりませんが、バスがきっと不定期なので乗客が溜まってしまうとこうなるのでしょうか。とりあえず明日の朝は慌てずにすみそうです。

その後、意を決してご飯を食べに行くことにしました。幸い、ホテルの近くにバーがあり、空いていたので入ってみました。女性が一人でやっているお店で、チェコ語のメニューしかないとのことでした。料理は諦めて、生ビールを頼みました。普通だけど美味しかったです。これでお酒も入ったので2店舗目へ。今度はメイン通りにある空いているチェコ料理屋に行ってみました。生ビールと、店員さんおすすめのビーフシチューみたいな料理を頼みました。ビールも料理も普通だけど日本人にも合う味で、昼抜きの身としては大満足しました。

店の外に出るとすっかり暗くなっていたので、プラハ城の夜景を撮りにカレル橋に行きました。道がめちゃくちゃ混んでいます。オーバーツーリズムだなと思いました。夜のプラハ城は綺麗でしたが、写真にするとイマイチで残念です。でも、昼の景色のほうが良いと思いました。ビール飲んだせいで、おしっこに行きたくなって、かなりやばかったのですが必死の思いでホテルに戻れました。歩数がやばいことになっていましたが、今回の旅行最後の夜なので、どうしてもやっておきたいことがありました。それは、みんなが食べていたアイスを食べることです。コーンのところが厚い生地で出来ていて、美味しそうでした。またホテルから出てアイス屋さんに行き、買ってみました。美味しかったけど、揚げパンみたいな食感で、そこまでではなかったかなと思います。プラハでは少し贅沢をしました。明日に備えて20時に就寝しました。

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