シリアライン
ヘルシンキ3日目、最終日です。船でスウェーデンに向かうまで時間があるので観光する予定でしたが、朝からどしゃ降りの雨。昨日頑張って回っておいて良かったー。チェックアウトまでホテルでダラダラして過ごします。有料でチェックアウト時間を延長したかったのですが、web決済できず諦めました。
時間が来たのであきらめて、雨の中カッパを着て外に出ます。ホテルの入り口で欧米人の家族も困っていました。カッパを着ても結構濡れるのでかなり辛いのですが、行ってないところが1つありそこに最後寄ることにしました。それは実はカンピ教会です。毎日カンピ教会に寄ったのですが夜は閉まっていて中に入れなかったのです。びしょ濡れで教会に辿り着くと開いていて、中に入ることができました。教会としては小さいですが、丸みを帯びた形と温かみのある光のおかげで幸せな雰囲気に包まれました。なんでも、この教会は建築の賞をとったらしいのですが納得の出来です。
その後トラムのシングルチケットを買い、シリアラインのOlympia港まで向かいました。乗り換えなく1本で到着するのでとても簡単です。港に着くとすでに船は停留してありましたがかなり大きな船で、航海への期待が高まります。
3時間以上前に着いたのですが、セルフチェックインで無事搭乗券をゲットできました。部屋番号やWi-Fiの番号が書いてあります。カッパを乾かしながら待ちます。すると、陽気な現地人風の若い女性が数人、お酒を飲みながら大きな音でダンスミュージックをかけて踊ったり騒ぎ始めました。日本では考えられないことですが、職員は見に来ても注意しません。パリピな国民性だなと思いました。搭乗時刻近くになるといつの間にかロビーは大混雑しています。間も無く乗船が開始され、落ち着いたところで乗船しました。パスポートの確認もありました。船室は最安の2等で、車を載せる階よりも下にあります。当然窓もないのですが、寝るだけなら十分です。ユニットバスにはドライヤーが備え付けてあり、靴を乾かすことができました。
メインフロアはかなり広くて、免税店やお土産屋、高そうなレストランやバーなど、ちょっとした町みたいです。
中央にはDJがイベントの準備をしていて、音楽ライブなども行われる予定みたいです。奥にはカジノやダンスフロアがあり、夜通しイベントが続くようです。昔だったら楽しめたのかもしれませんが、金銭的にも体力的にも諦めて、大人しくデッキに出てヘルシンキが遠ざかるのを見送りました。スオメンリンナ要塞の星形城壁がきれいに見えました。
室内プールにいる人もいましたが、どれだけ金持ちなのでしょう。その頃になると船速がでて、すごい風になり寒くてデッキにいられません。部屋に戻りましたがこの頃からなんとなく気持ちが悪くなっていました。私はもともと車酔いしませんしヨット部で鍛えていたので船酔いはしない自信があったのですが、予想を上回る揺れです。波が当たるとゴンゴンうるさいです。起きていれば気に胃ならないのですが目を閉じて横になるとどうにも具合が悪いです。しかし、調べてみると、船の揺れは下の方が少ないので、上の方の高い船室の方がもっと揺れているらしい。結構つらかったです。
19:30に夕食を予約してありました。ディナービュッフェを頼んでおいたので、楽しみの一つでした。ディナーで45€はやや高めですが物価の高い北欧において船の食事としては良心的な値段設定ですし、サンドイッチを持ち込んで凌ぐのも少し寂しい気がしたからです。ディナーは2部制で、後半の方でしたが、開始前から行列ができていました。意外にも席が決まっていて、きちんと管理されていました。修学旅行のような若い欧米人の集団は大盛り上がりで楽しそうに食事していました。スパークリングワイン以外のドリンクはアルコールも含め飲み放題なのですが、船酔いなのかビールを飲む気になれずジュースにしました。食べ物はどれも美味しそうで、デザートも充実しています。しかし、意外にも肉が入っていかず、野菜と魚料理をいただきました。満腹になると具合悪くなりそうだったので、そこそこでおしまいにしたが、今回の旅行でもっとも豪華なディナーであったことは間違いありません。
シャワーは勢いも温度も問題なかったです。揺れと波の音で寝られるか不安でしたが、疲れていたのですぐに寝られました。
本日の歩数: 9032歩
本日の宿: シリアライン船(2等)
本日の出費:
トラム 3.1€
ビール 4€
船代(夕食込み) 14720円
合計 15536円
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