北欧旅行 2日目

学会旅行記

ロヴァニエミ・オーロラツアー

朝4時に目が覚める。まだ夜明け前ですが、日本時刻はもうお昼過ぎです。調べてみると、日の出は6:30とのこと。しかも、昨夜は曇りで雪が舞っていましたが、今は晴れていて星が見えています。もしかしたらオーロラが見られるかも!今回ロヴァニエミには2泊しかしないので、夜は貴重です。起きて寒さ対策をして外に出てみました。寒いけど耐えられない程ではありません。とりあえずホテルの近くで、オーロラが見ることができるという、ローソク橋の下の土手を歩いてみます。暗闇なので怖いですが、道路の光などあり完全な闇ではありません。しかしオーロラは見えません。そのまま、オーロラスポットとして有名なロヴァニエミ博物館の裏まで歩いてみます。誰もいなかったけど、ライトがなくても歩けるくらいなので、怖くもなかったです。15分くらい歩いて、川沿いの闇の中で30分ほど空を見ていたけど、オーロラは見えませんでした。ホテルに戻り、二度寝しました。

ホテルは朝食が付いていたので、ギリギリの10時に起きて1階のカフェで朝食を食べます。朝食は自分でサンドイッチを作るかベリー入りのオートミールを食べるかくらいしかありませんが、朝食があるだけでもありがたいです。そしてオレンジジュースとコーヒーは美味しいです。しかし、パンがとても固い。焼いても固い。欧米人の食べ方を盗み見て、パンは薄く切るのがコツだと知りました。このパンのせいで口の中が痛くなりました。

さて、本日はサンタクロース村に行く予定です。というより、本日行かなければ行けなくなるので、何としても行かねばなりません。しかも夜にはオーロラツアーに参加するので、夕方には帰っている必要があります。まずはバスを探すことから始めます。サンタ村に行く8番のバスが駅から出ていることは確認していたので、駅まで歩き始めましたが思ったより遠いです。そこで、8番のバス停を探すことにしました。それっぽいバス停を見つけて、現地の人に確認してみると、そこには止まらないと言われ着いてこいとバス停まで案内してくれました。優しい!バス停で待っていると、スペイン人の家族が僕にこのバス停はサンタ村行きのバスが止まるかと聞いてきたました。現地の人が止まると言ってたよと教えてあげて、バスが来るまでお話ししました。しかし、半分も聞き取れません。英会話教室に3年通い、オンライン英会話まで始めたのに、何とも残念な事実です。バスに乗ると別荘地帯のような、広い庭付きの綺麗な家がまばらに見えるようなところを進んでいきました。こういうところに住んでいたら穏やかに暮らせそうだなと思います。幸福度が高い所以なのでしょうか。

30分もかからずサンタ村に到着しました。

正直あまり期待していなかったのですが、サンタクロースのテーマパークとしてはよくできていて、薄っすら雪もあるため凄く雰囲気があって誰でもテンションが上がると思いました。ここでやれる事は主に3つ。サンタクロースに会う事、クリスマスに届く手紙を書く事、お土産を買う事、です。お金がある人はトナカイが引くソリに乗ったり、豪華な食事を楽しんだりもできるらしいです。まず、サンタクロースに会う事ですが、建物は中央のメインのところなので迷う事はありません。プレゼントの箱がたくさん置いてあるちょっと暗めの通路を進んでいくとサンタクロースがいる部屋に着きます。

僕が行った時には空いていました。しかし、子供にとっては夢のような存在のサンタクロースも、大人にとっては金の亡者なのです。聞くところによると、サンタクロースの写真を撮ってくれるのですが、それが一枚6000円ほどするらしいです。データをUSBで買うともっと高いらしいです。僕は会うだけでお金を取られると思い会いませんでしたが、会うだけならタダらしいです。会っておけば良かったとも思いますが、タダより高いものはないといいますし。ちなみに、サンタクロースのいる建物のお土産屋では、クリスマスにサンタクロースから手紙をもらうようにできます。しかし、サンプルを見る限りワープロ打ちの定型文なので、これも値段と釣り合わないと思いました。村内に郵便局がありますので、手紙は1ユーロで絵葉書を買い自由に自分で書いて国際郵便の切手を買って送るのが良いと思います。僕は子供たちにサンタクロースとして英語で手紙を書きました。普通のポストと、クリスマスに配達する用のポストがあり、後者の方に入れたのでクリスマスが楽しみです。お土産屋は豊富にあります。よくわからない雑貨からmarimekko、ムーミンまで、様々でありますが、あくまで観光地のお土産屋さんですので見るだけ。トナカイも見るだけならタダです。

バスでロヴァニエミ市内に戻るとツアーまで時間があるので夕食に行くことにしました。北欧ではトナカイ肉の料理が有名なので、1度食べておくことにします。ロヴァニエミでトナカイ肉を出すところは4箇所くらいあるらしいのですが、おすすめ度が高いお店に行ってみました。見た目から高そうですが、単品ではそこまで高くないです。しかし、スターター、メイン、ドリンクまで揃えてしまうと、かなり高くなります。また、多くの日本人にとって、一人分の量が多くて、しかも味が濃いので飽きます。何人かで行って、少なめに頼んでシェアするとちょうど良いのではと思いました。ところで肝心のトナカイ肉ですが、ハンバーガーを食べたかったのにそれがなく、ソテーをチョイスしました。これが想像と大分違いました。顔よりも大きい皿に大量のマッシュポテトが山のように乗っていて、その中央にトナカイ肉の細切れが濃い味付けで乗っているのです。

牛丼のご飯をマッシュポテトにしたものを想像すればあながち間違いないのですが、想像するより大きいので目の前に置かれただけで戦意喪失してしまいました。味は悪くないのですが、とにかく単調です。添えてあるピクルスとベリーにかなり助けられましたが、それも限界がありました。僕はダメでしたが、話のネタになるので是非食べてみることをお勧めします。そして、やむを得ないことですが、この1食で1日分の予算を超えてしまいました。北欧でディナーを外食にするとかなり高くつきます。

夜はオーロラツアーに参加しました。get your guideで申し込んだwild about laplandというツアー会社のツアーで、要約すれば「4時間でオーロラが見えるところに移動して、高感度カメラで写真を撮ってくれる」というツアーです。少人数と書いてありましたが、6組計14名程の参加者がいて、2組に分かれてのツアーとなりました。8時から12時までのツアーですが、ガイドから、10時までは雲で何も見えずその後オーロラが見えるかもしれないと説明がありました。僕の組は皆欧米人で、とにかく元気でした。オーロラが見えない時からたくさん写真を撮ってもらっていました。10時までは星は見えますがオーロラは見ることが出来ませんでした。後半、雲みたいのがオーロラだという説明を聞き、確かに高感度カメラで写真を撮ると緑色をしていましたが、肉眼では言われれば何となく緑っぽいかな?という程度で、感動するかと言えば微妙なものでした。噂どおり、雲と見分けが難しいし、車など人工の光もオーロラのように見えてしまいます。自分のスマホでは写真をとっても何も写りません。オーロラが弱い時はプロがいないと無理だと思いました。

それでも、自分の目でオーロラを見る体験ができた事はすごい事だと思います。ただ、せっかく写真を撮ってくれるツアーなのに欧米人がどんどんカメラの前に行き何枚も写真撮るので、英語ができない日本人は写真を撮ってもらう機会が少なくて結局オーロラを背景に撮ってもらえたのは順番が最後の1枚だけだったのは大いに不満でした。日本人向けのツアーの方が無難かもしれません。一番心配していた寒さですが、電熱ベストのおかげもあり耐えられないものではなかったです。これは時期や天候によるところが大きいと思いますが、ツアー事務所に防寒スーツや靴があり無料で借りられるので、それを使えば問題ないと思います。

本日の歩数: 24017歩

本日の宿: Hostel Cafe Koti

本日の出費:

サンタ村のバス往復 3.6€

国際郵便 6€

夕食(トナカイ肉) 39.65€

スーパーでの買い物 8.77€

オーロラツアー 19918円

ホテル宿泊費 10601円

合計 39795円

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